今年に入って指揮官交代に踏み切ったチーム同士による今シーズン2度目の“ローマ・ダービー”。
昨年11月に行われた前回対戦はスコアレスドローで終了。今回はどのような結果が待ち受けているのだろうか。鎌田はリーグ戦2試合連続でスタメンに名を連ねている。
試合は序盤から両チームがチャンスを作り合う展開に。2分、ローマは右CKのこぼれ球を拾ったレアンドロ・パレデスがボックス手前から強烈なシュートを放つも枠の上へ。対するラツィオは7分、前線でボールを奪取したグスタフ・イサクセンがラストパスを送り、最後はボックス内左のチーロ・インモービレがフィニッシュに持ち込んだが、惜しくも枠の左へ外れた。18分にはマティアス・ベシーノがボックス内へ侵入しチャンスを迎えるも得点には至らない。
25分、ローマは右からのクロスをステファン・エル・シャーラウィが収め、落としを受けたロレンツォ・ペッレグリーニが左足を振り抜いたが、DFに当たったシュートは枠の右へ外れる。徐々にローマがペースを掴んでいたなか、37分には鎌田がチャンスを創出。
試合の均衡が破れたのは42分、左CKを獲得したローマはパウロ・ディバラが左足アウトスイングのボールを供給すると、これにジャンルカ・マンチーニが頭で合わせてネットを揺らした。前半はローマの1点リードで終了する。
後半最初の決定機もローマ。55分、自陣後方でのボール奪取からカウンターを発動すると、ドリブルで中央を運んだロメル・ルカクが、猛然と左を駆け上がるエル・シャーラウィにラストパスを送る。しかし、ワンタッチから放たれたシュートは左ポストを直撃し、惜しくも追加点とはならなかった。
その後は両チームともにフレッシュな選手を次々と投入。終盤にかけては1点を追うラツィオがボールを握り、ローマが固い守備からのカウンターで応戦するという構図になる。結果的にラツィオは最後までネットを揺らすことはできず、ローマが前半のリードを守り切り、1-0で白星を飾った。次節、ローマは14日にアウェイでウディネーゼと、ラツィオは12日にホームでサレルニターナと対戦する。
【スコア】
ローマ 1-0 ラツィオ
【得点者】
1-0 42分 ジャンルカ・マンチーニ(ローマ)
【動画】今季2度目の“ローマ・ダービー”はローマに軍配!