J1リーグで16年ぶりに“東京ダービー”が復活。
両チームともに主力がU-23日本代表活動のため不在。残った選手たちの活躍に期待がかかる中、29分に東京Vが先制の絶好機を迎える。見木友哉がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得すると、自らキッカーを担当。右上に蹴り込み、しっかりとゴールネットを揺らした。
さらに33分、東京Vがリードを広げる。
43分、FC東京の安斎颯馬が2枚目のイエローカードを受け取り退場。アウェイチームは数的不利、2点ビハインドで試合を折り返す。
FC東京は68分に1点を返す。白井康介が右サイドで相手のパスをカットし、快足を生かして一気に前線へボールを持ち運ぶ。
東京Vは3点目を奪うチャンスを何度か迎えたものの、相手GK波多野豪の好セーブに阻まれ続けて追加点を奪うことはできない。すると後半アディショナルタイム4分、FC東京が試合を振り出しに戻す。ペナルティエリア手前から遠藤が左足を振り抜き、見事な一撃をゴール左下へ突き刺した。試合はこのまま終了し、FC東京が土壇場で勝ち点を獲得。東京Vの今季ホーム初勝利はお預けとなった。
次節、東京Vは20日に敵地で川崎フロンターレと、FC東京は21日にホームでFC町田ゼルビアと対戦する。
【スコア】
東京ヴェルディ 2-2 FC東京
【得点者】
1-0 28分 見木友哉(東京V)
2-0 33分 染野唯月(東京V)
2-1 68分 遠藤渓太(FC東京)
2-2 90+4分 遠藤渓太(FC東京)
【ゴール動画】東京V・染野の豪快ボレー弾がさく裂も…FC東京・遠藤が土壇場同点弾