プレミアリーグ第33節が現地時間15日に行われ、チェルシーはエヴァートンと対戦し、6-0の大勝を収めた。

 本拠地『スタンフォード・ブリッジ』にエヴァートンを迎えたチェルシーは、13分にコール・パルマーが狙い澄ましたミドルシュートを突き刺し先制に成功。
その後、29分までにパルマーがハットトリックを達成すると、44分にはニコラス・ジャクソンが巧みな反転からネットを揺らし、前半だけで4点のリードを得る。後半もパルマーのPKとアルフィー・ギルクリストのゴールで2点を追加し、今シーズンのリーグ戦最多となる6得点で白星を飾った。

 4得点の大活躍でチームの大勝に大きく貢献したパルマーは、今シーズンのリーグ戦での通算ゴール数が「20」に到達。マンチェスター・シティ所属のノルウェー代表FWアーリング・ハーランドと並び、得点ランキングのトップタイに浮上した。データサイト『Opta』によると、チェルシー所属の選手がリーグ戦1試合で4ゴール以上を記録したのは、2010年3月のフランク・ランパード氏以来とのこと。プレミアリーグ全体で見ると、1試合で4ゴール以上を挙げた史上5番目に若いプレーヤーとなったようだ。


 また、昨年12月の第17節シェフィールド・ユナイテッド戦(2-0○)以来続く、本拠地『スタンフォード・ブリッジ』での連続ゴール記録は7試合に。チェルシー所属の選手がホーム戦7試合連続ゴールをマークしたのは、今回のパルマーが史上初だという。さらに、現地時間4日の第31節マンチェスター・ユナイテッド戦(4-3○)に続き、ホーム2試合連続でハットトリックを達成したパルマーだが、これは2010年のディディエ・ドログバ氏に次いで、クラブ史上2人目の快挙となっている。

 加入初年度ながら、攻撃の中心的存在としてゴールを量産しているパルマー。今後はFAカップ準決勝のマンチェスター・シティ戦やアーセナルとの“ビッグロンドン・ダービー”など重要な試合を控えるなか、絶好調を維持する21歳のパフォーマンスに改めて注目が集まる。