首都を拠点にする2チームが、公式戦で初めて対決。
序盤から強度の高いバトルが繰り広げられるなか、14分に町田が得意のセットプレーで均衡を破る。左コーナーキックから仙頭啓矢がやまなりのボールを供給。ファーサイドのナ・サンホが右足ダイレクトボレーで合わせ、ゴール左下隅へと突き刺した。ナ・サンホは古巣相手に町田での初ゴールを記録した。
FC東京は21分、バングーナガンデ佳史扶のシュートが相手DFドレシェヴィッチのハンドを誘ってPKを獲得する。
25分、すぐに町田が勝ち越しに成功する。自陣からドレシェヴィッチがロングフィードを供給し、望月ヘンリー海輝が抜け出す。ラインギリギリから折り返すと、ボックス中央でうまく相手DFの前に入り込んだオ・セフンが頭で合わせ、ゴールへ流し込んだ。
再び追いかける展開となったFC東京は31分、仲川輝人のクロスが相手MF林幸多郎の手に当たり、再びVARによるPKの確認が行われる。しかし、林の手は不自然な位置になかったとして、FC東京にPKは与えられなかった。
1点ビハインドで折り返したFC東京は62分にも俵積田が決定機を演出する。俵積田が左サイドからカットインし右足を振り抜くと、ボックス中央に飛び込んだ遠藤渓太が右足で合わせてコースを変える。しかし、シュートはクロスバーに嫌われた。
その後も白熱した雰囲気のなかで一進一退の攻防が続いたが、町田が逃げ切りに成功して2-1で勝利した。
【スコア】
FC東京 1-2 FC町田ゼルビア
【得点者】
0-1 14分 ナ・サンホ(町田)
1-1 21分 小柏剛(FC東京)
1-2 25分 オ・セフン(町田)
【ゴール動画】町田ナ・サンホ、古巣相手に鮮烈ボレーで先制弾!