GK山下杏也加、DF清水梨紗、MF大山愛笑、MF長谷川唯、FW藤野あおばと5名の日本人選手を擁するマンチェスター・シティが、シーズンが終盤に差し掛かる中で指揮官交代に踏み切った。
チェルシーとのリーグカップ決勝を5日後に控える中での決断に、マンチェスター・シティのシャーロット・オニールMD(マネージングディレクター)はクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「マンチェスター・シティはウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)のトップを競い、ヨーロッパのコンペティションに出場することを誇りにしている。しかし、今シーズンの成績は現時点で高い水準には達していない。WSLが残り6試合となった今、監督の交代によって、2025-26シーズンのWCL出場権獲得に向けた我々の取り組みに新たな息吹が吹き込まれると信じている」
「長年に渡ってマンチェスター・シティに尽力してくれたギャレスに感謝の意を表したいと思う。FAカップとリーグカップでの勝利は、このクラブの歴史に残る特別な瞬間となるだろう。彼の今後の活躍を祈っている」
テイラー氏は男子のアカデミーで様々な役職を務めた後、2020年に女子チームの指揮官に就任。同年に女子FAカップ、2022年にリーグカップをそれぞれ制覇し、昨シーズンはWSLで優勝したチェルシーと同勝ち点の2位につけるなど手腕を発揮していた。
なお、今シーズンの残り期間については、2013年から2020年まで女子チームを率いていたニック・クッシング氏が暫定的に指揮官を務める。