シュトゥットガルトに所属するDFチェイス・アンリに移籍の可能性が浮上しているようだ。7日、ドイツ誌『キッカー』が伝えている。


 2004年3月24日生まれで現在21歳のチェイス・アンリは、全国屈指のサッカー名門校として知られる尚志高校を経て、2022年夏にシュトゥットガルトに入団。昨年夏にトップチームへ昇格すると、8月下旬のフライブルク戦で待望のブンデスリーガデビューを飾った。今シーズンはここまでブンデスリーガで12試合、チャンピンズリーグ(CL)で5試合に出場し、DFBポカールでは3試合出場1ゴールという成績を残している。

 一時は主力に定着したチェイス・アンリだが、クラブが冬の移籍市場で最終ラインを補強すると、3.リーガ(3部リーグ相当)に所属するセカンドチームが主戦場に。現在はトレーニング中に負った内転筋のケガの影響で戦列を離れている。

 今回の報道によると、オーストリア屈指の名門ザルツブルクがチェイス・アンリに関心を寄せているようだ。実際にオファーは提示されなかったものの、同クラブは今冬の移籍市場でも関心を寄せていた模様。引き続き動向を注視しており、今夏には獲得に向けた動きが具体化する可能性が高いという。『キッカー』は現状を踏まえ、ザルツブルクへの移籍がチェイス・アンリにとって「ステップアップに向けた良い挑戦になるだろう」と指摘している。

 ザルツブルクにはかつて宮本恒靖氏や三都主アレサンドロ氏、南野拓実(現:モナコ)、奥川雅也(京都サンガF.C.)が所属し、現在は川村拓夢がプレーしている。U-23日本代表招集経験もある21歳は、日本とも馴染み深いクラブに活躍の場を移すことになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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