レアル・マドリードがリーベル・プレート所属のアルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオーノの獲得に迫っているようだ。5日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。


 今夏はすでにスペイン代表DFディーン・ハイセン、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドの加入を発表しているレアル・マドリードだが、次なる新戦力はアルゼンチン屈指の名門が誇る“逸材”となる可能性が高そうだ。報道によると、レアル・マドリードはマスタントゥオーノと2031年6月末までの契約を締結することで個人合意に達し、リーベル・プレートとの交渉も大詰めを迎えているという。

 メディカルチェックの通過を経て、早ければ来週中にも加入が契約締結が正式発表されるとのこと。契約はFIFAクラブワールドカップ2025終了後に有効となる見込みで、マスタントゥオーノはリーベル・プレートの一員として同大会に臨むようだ。また、レンタル選手として1シーズンほどリーベル・プレートに残留する可能性もあると報じられている。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、レアル・マドリードはマスタントゥオーノと締結する予定の契約内容についてリーベル・プレートに伝達したとのこと。契約解除金は4500万ドル(約65億円)に設定されているが、それとは異なる条件での合意に向けて最終的な交渉を進めているという。いずれにしても、マスタントゥオーノのレアル・マドリード加入の可能性はますます高まっているようだ。

 2007年8月14日生まれで現在17歳のマスタントゥオーノは中盤の攻撃的ポジションやウイング(WG)を主戦場とするプレーヤー。リーベル・プレートの下部組織出身で、16歳にしてトップチームデビューを飾ると、ここまで公式戦通算61試合に出場し10ゴール7アシストをマークしている。現地時間5日に行われたFIFAワールドカップ26南米予選・第15節のチリ戦では記念すべきアルゼンチン代表デビューも飾った。
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