ともにサッカー強豪国として知られるブラジルとポルトガルの名門がグループステージ初戦で激突する。
最初に決定機を作ったのはパルメイラス。4分に相手ゴールキックからの繋ぎに対してハイプレスをかけてボールを奪うと、最後はボックス中央から“メッシーニョ”ことエステヴァン・ウィリアンがシュートを放ったが枠を捉えることができない。対するポルトは14分、こちらも高い位置でボールを奪ったところからロドリゴ・モラが際どいシュートを放ち、4分後にはFKからマルティン・フェルナンデスのヘディングシュートが枠を捉えたが、GKウェヴェルトンの好セーブに阻まれた。
その後は互いに決定機こそ作れないものの、目まぐるしく攻守が入れ替わり、球際での激しい攻防も目立つ白熱した展開が続く。互いに何度かチャンスを作っていた中で迎えた45+1分、自陣からカウンターを発動したパルメイラスは左を駆け上がったホアキン・ピケレスが前方へスルーパス。抜け出したヴィトール・ロッキの折り返しから、メッシーニョ、マウリシオ、リチャルド・リオスが立て続けにシュートを放つが、ポルトがGKクラウディオ・ラモスを中心に必死の守りを見せ得点を与えない。前半はこのままスコアレスで終了した。
後半の立ち上がりも激しい攻防が続く。
終盤にかけてはパルメイラスが圧力を強め、79分にはピケレスが左から上げた鋭いクロスにホセ・マヌエル・ロペスが飛び込んで際どいシーンを作る。さらに84分には左CKからムリロ・セルケイラの強烈なヘディングシュートが枠を捉えたが、GKラモスの好セーブに阻まれた。結局最後までゴールは生まれず、試合はスコアレスドローで終了した。
次節は19日に行われ、パルメイラスはアル・アハリ・カイロ(エジプト)、ポルトはインテル・マイアミ(アメリカ)と対戦する。
【スコア】
パルメイラス 0-0 ポルト