レアル・マドリードは19日、フランス代表FWキリアン・エンバペが退院したことを報告した。

 FIFAクラブワールドカップ2025・グループHの第1節が18日行われ、レアル・マドリードはアル・ヒラルと対戦。
34分にゴンサロ・ガルシアの得点で先制したレアル・マドリードだったが、前半終了間際にPKで失点を許し、シャビ・アロンソ監督の就任初戦はドローとなった。試合後、新指揮官はメンバー外となったエンバペについて言及。「彼はここ2日間、体調が優れなかった。今後の回復具合を見守る必要がある」と欠場理由を明かした。

 そんななか、翌19日にレアル・マドリードが声明を発表。エンバペが急性胃腸炎を発症し、入院のうえ検査および治療を受けていると説明していた。スペイン紙『マルカ』によれば、エンバペは経口補水液と少量のフルーツだけを頼りに16日からホテルで隔離状態となり、アル・ヒラル戦の前日トレーニングを欠席。スペイン紙『アス』によると、2日間の発熱を経て、メディカルスタッフが投与した緊急の治療薬が効果を示さなかったため、入院を余儀なくされたという。

 しかし、入院の公表から数時間後、レアル・マドリードはエンバペが一夜明けて退院したことを報告。「引き続き専門的な治療を受け、徐々にチーム活動に復帰する予定だ」と今後の計画を記載した。なお、スペイン紙『マルカ』は同選手が今のところトレーニングには復帰できておらず、依然として第2節パチューカ戦の出場は危ぶまれたままだと報じている。
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