FIFAクラブワールドカップ2025・グループF第2節が21日に行われ、マメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)とドルトムント(ドイツ)が対戦した。

 フルミネンセ(ブラジル)との第1節は引き分けに終わったドルトムント。
グループステージ突破に向けて、勝利して勝ち点「3」を確保したいところだ。対するマメロディ・サンダウンズは、国内リーグ前節の蔚山HD戦に勝利。この試合に勝てば決勝トーナメント進出が確定する重要な一戦だ。

 試合はドルトムントのペースになるかと思われたが、マメロディ・サンダウンズが先制点を奪う。11分、センターサークルでボールを受けたルーカス・リベイロがボールを待ち運び、相手DFのスライディングタックルをかわして最終ラインを突破すると、最後はGKとの1対1を制してゴールを決めた。

 しかし、ドルトムントもすぐに追いつく。16分、DFからのパスを受けたGKロンウェン・ウィリアムズのパスを、フェリックス・ヌメチャがインターセプト。そのまま冷静にゴールネットを揺らした。

 続いて34分、敵陣でのボール奪取の流れからユリアン・ブラントが左サイドからクロス。これをセール・ギラシが頭で叩き込み、ドルトムントが逆転に成功。45分にはジョーブ・ベリンガムはGKが弾いたボールを胸で収めると、右足を一閃。シュートはゴールに突き刺さり、ジョーブにドルトムントでの初ゴールが生まれた。
前半はドルトムントが2点リードで終えた。

 前半からボール支配率で上回っていたマメロディ・サンダウンズは、後半もボールを握っていく。しかし59分、ジョーブがオーバーラップしていたダニエル・スヴェンソンがDFラインの背後へ低い弾道のクロスを送ると、これがオウンゴールを誘い、ドルトムントはリードを3点差とする。

 リードを奪われたマメロディ・サンダウンズは、62分に1点を返す。FKの場面でキッカーが蹴ったボールを、イクラーム・レイナーズがヘディング。1度は枠に弾かれたものの、しっかりとゴールに押し込んだ。さらに90分には、マメロディ・サンダウンズが高い位置でボールを奪うと、ボックス内でボールを受けたレボ・モティバが冷静に流し込んで1点差に迫る。

 しかし、マメロディ・サンダウンズの反撃はここまで。試合は3-4で終了し、ドルトムントが勝利。この結果、ドルトムントは暫定ながらグループ首位に立った。

 次節、マメロディ・サンダウンズは25日にフルミネンセと、ドルトムントは同日に蔚山HDとそれぞれ対戦する。

【スコア】
マメロディ・サンダウンズ 3-4 ドルトムント

【得点者】
1-0 11分 ルーカス・リベイロ(マメロディ・サンダウンズ)
1-1 16分 フェリックス・ヌメチャ(ドルトムント)
1-2 34分 セール・ギラシ(ドルトムント)
1-3 45分 ジョーブ・ベリンガム(ドルトムント)
1-4 59分 クリソ・ムダウ(マメロディ・サンダウンズ/オウンゴール)
2-4 62分 イクラーム・レイナーズ(マメロディ・サンダウンズ)
3-4 90分 レボ・モティバ(マメロディ・サンダウンズ)


【ハイライト】マメロディ・サンダウンズvsドルトムント


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