FIFAクラブワールドカップ2025・グループD第3節(最終節)が24日に行われ、エスペランス(チュニジア)とチェルシー(イングランド)が対戦した。

 今大会のグループステージでは、勝ち点で並んだ場合には得失点差よりも先に当該チーム間の成績が考慮されるため、ともに首位フラメンゴ(ブラジル)に敗れているエスペランスとチェルシーは勝利した方が2位で決勝トーナメント進出となる。
なお、得失点差でチェルシーが有利な状況にあるため、チェルシーは引き分け以上で突破が可能となっている。

 試合は、45+3分にエンソ・フェルナンデスのFKからトシン・アダラビオヨがゴールを決め、チェルシーが先制に成功すると、45+5分にはE・フェルナンデスの浮き玉のパスをリアム・デラップが巧みなトラップから反転した後、切り返しから右足を冷静に振り抜き、追加点をもたらした。なお、今夏にイプスウィッチから加入したデラップにとってはチェルシー初ゴールとなった。

 後半は新戦力を試しながら、盤石に試合を進めたチェルシーがリードを保ったまま、終盤を迎えると、90+7分にタイリーク・ジョージがダメ押しとなるゴールを決め、試合はこのまま終了した。

 勝利したチェルシーが決勝トーナメント進出を決めた。なお、ラウンド16ではバイエルン(ドイツ)との直接対決を制してC組1位で終えたベンフィカ(ポルトガル)と対戦し、準々決勝ではパルメイラス(ブラジル)とボタフォゴ(ブラジル)の勝者と対戦することになっている。

【スコア】
エスペランス 0-3 チェルシー

【得点者】
0-1 45+3分 トシン・アダラビオヨ(チェルシー)
0-2 45+5分 リアム・デラップ(チェルシー)
0-3 90+7分 タイリーク・ジョージ(チェルシー)


【動画】巧みな反転から新加入デラップがチェルシー初ゴール!

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