UEFA U-21欧州選手権2025決勝が28日に行われ、U-21イングランド代表とU-21ドイツ代表が対戦した。

 6月11日からスロバキアで開催されていた今大会の決勝には2023年に開催された前回大会の王者であるイングランドと、2大会ぶりの優勝を狙うドイツが激突した。


 試合は5分にハーヴェイ・エリオットのゴールでイングランドが先制すると、24分にはオマリ・ハッチンソンが追加点を挙げ、イングランドが2点を先行した。

 追いかけるドイツは45+1分にネルソン・ワイパーのヘディング弾で1点を返すと、61分にはパウル・ネーベルが同点弾を決め、ドイツが追いついて2-2で90分が終了した。そして、延長戦に入った92分にジョナサン・ロウがダイビングヘッドから決めたゴールが決勝点となり、イングランドが3-2で勝利を収めた。

 なお、ガレス・サウスゲート前監督がイングランド代表監督を退任した後、トーマス・トゥヘル監督が就任するまで、フル代表の暫定指揮官を務めていたことでも知られるU-21イングランド代表のリー・カーズリー監督は、2023年に開催された前回大会で30年ぶり3度目となるU-21欧州選手権制覇を果たしていたなか、連覇に導くことにも成功した。

 また、この試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(最優秀選手)にはジェームズ・マカティーが選出されているほか、今大会のプレイヤー・オブ・ザ・トーナメント(大会最優秀選手)には6試合で5得点を挙げたエリオットが選出されている。

【スコア】
U-21イングランド代表 3-2 U-21ドイツ代表

【得点者】
1-0 5分 ハーヴェイ・エリオット(U-21イングランド代表)
2-0 24分 オマリ・ハッチンソン(U-21イングランド代表)
2-1 45+1分 ネルソン・ワイパー(U-21ドイツ代表)
2-2 61分 パウル・ネーベル(U-21ドイツ代表)
3-2 92分 ジョナサン・ロウ(U-21イングランド代表)
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