エヴァートンに所属するイングランド代表FWドミニク・カルヴァート・ルーウィンが、今シーズン限りでクラブを退団することを発表した。29日、自身の公式インスタグラムにて報告している。


 現在28歳のカルヴァート・ルーウィンは、シェフィールド・ユナイテッドの下部組織出身で、2016年8月にエヴァートンへ加入。以降、公式戦273試合に出場し、71ゴール22アシストを記録してきた。特に2020-21シーズンには、公式戦21ゴールを挙げる活躍を見せ、イングランド代表にも選出されるなど、一躍注目を集めた。しかし近年は負傷の影響もあり、その輝きからは遠のいていた。 

 カルヴァート・ルーウィンの現行契約は2025年6月までとなっていたが、クラブとの延長延長はされず、今月末をもって契約満了に伴う退団が決定。約9年間を過ごしたエヴァートンを離れることとなった。

 退団発表に際し、同選手は以下のようにメッセージを綴っている。

「エヴァートンとエヴァトニアンのみなさんへ。このクラブで過ごした素晴らしい9年間を終え、僕は家族とともにキャリアの新たな章を始めるという難しい決断を下した。これは軽い決断ではなかった。僕の可能性を見出し、サッカー選手としてここまで成長させてくれたのは、この場所のおかげだ」

「前に進むための今回の選択は、僕だけではなく、家族とともに長い時間をかけて考えたものだ。新たな挑戦を求めるには、今が適切な時だと思う。
それでもエヴァートンへの思いが薄れるわけではないよ」

 なお、現時点でカルヴァート・ルーウィンの新天地は未定となっている。
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