現在23歳のマドゥエケはノースロンドンのバーネット出身で、アカデミー時代にはクリスタル・パレスやトッテナムにも在籍。
なお、クラブより契約の詳細は明かされていないものの、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、契約期間は2030年6月30日までの5年間の模様。チェルシーに支払われる移籍金はボーナス込みで5200万ポンド(約103億円)程度のようだ。
アーセナルにとって今夏4人目の新戦力となったマドゥエケは、「僕は直感に従うタイプ。これまでもずっとそうしてきたし、その直感が正しい方向へ導いてくれたと感じている。だから、今回も同じようになると信じているよ。ここで大成功を収められると思っているし、ここにいられることを本当に嬉しく思っている」と、自身の直感に従ってアーセナル行きを決めたと明かす。自身のルーツでもあるノースロンドンのクラブに加入することを受けて、次のように言葉を続けた。
「ただただリラックスして、移籍にゴーサインが出るのを待っていたんだけど、今日ここに来たら、すべてが現実になったと実感したね。本当に嬉しくて、誇りに思っているし、最高の瞬間さ。故郷に戻り、母や父と過ごすのは素晴らしいこと。特に母は、家の中で僕の帰りを待ちわびていただろうね!」
また、マドゥエケはアーセナルについて「明確なアイデンティティを持つ素晴らしいチーム」と言及。
「参加するすべての大会でタイトルを狙う。その能力は間違いなくあるんだからね。僕個人としても、チームのためにできる限りのことをし、選手としてだけでなく、人間としても成長したい。ここにいる全員、チーム内の選手たちは皆、プレミアリーグで確かな実績を残してきた選手たちなんだ。僕も自分には自信を持っているし、その一員だと思っている」
これまでのマドゥエケは右ウイングのポジションを主戦場としてきたものの、昨季終盤のチェルシーでは、左ウイングでも存在感を示した。「左右どちらでプレーしようと、相手の脅威になるように努めている。もちろん、左と右とではプレーが少し異なるが、僕にとってどこでプレーするかは問題ではない。足元やスペースでボールを受けた時、僕の頭の中にあるのはただ一つ、サイドバックをにラインを合わせて、抜き去ることだけだ。間違いなく、それが僕の強みの一つなのだから」と語り、左右どちらのウイングに入ろうとも、持ち前の突破力を見せつけることに自信を示している。
アーセナルからの発表によると、マドゥエケはチェルシーの一員としてFIFAクラブワールドカップ2025を大会途中まで戦った影響により、アジアツアーには不参加となる。8月上旬にチームに合流する予定だが、マドゥエケは「とても幸せで、ここで新たな一歩を踏み出すのが本当に楽しみ。
【動画】アーセナルがマドゥエケ加入を発表!