明治安田J1リーグ第24節が20日に行われ、横浜F・マリノスはホームで名古屋グランパスに3-0で勝利。最下位を脱出し、18位に浮上した。


 この試合では横浜FMのMF井上健太がトップ下で起用され、ピッチを運動量多く動き、ボールを引き出すなどした。大島秀夫監督も試合後、背後への抜け出しなどの働きを評価したが、井上は「そこが良さですし、そこをとにかくやれと言われていたので、やらないと自分が出る意味がないと思っていました。めちゃくちゃきつかったですけど、やりました」と振り返る。

 本職はサイドアタッカーだが、この試合では中央での起用。起用法を告げられた時は「気持ちです」としつつ、「相手がマンツーマンだったので、やりやすかったです。自分の良さが生きると思っていました。自分を信じていましたし、もっと谷村(海那)選手と関係性は作りたかったですけど、でも気持ちでやりました」と課題はありつつ、相手とのマッチアップふまえての手応えも感じたようだ。

 自身は前半アディショナルタイムに高い位置でボールを奪取してからチーム2点目となったヤン・マテウスのゴールをアシスト。「ヤンがうまく決めてくれました」とスコアラーを称え、「相手が3バックだったので、奪った瞬間は脇が空くのはわかっていましたし、そこはウィークポイントであると思っていたので、しっかり意識して出すことができました」と振り返っている。

 チームは今夏に攻撃的な選手を複数補強。井上自身もこの試合は中央での起用だったが、サイド含めて、競争に勝っていく必要がある。「自分の良さを出してチームに貢献するを一番に、でもやり方ははっきりしてきましたし、そこで自分の強みを生かせるようにしたいです。
(相手へのプレッシャーは)もっとかけたかったですけど、自分はボランチの選手につくタスクがあったので。もっと行きたかったですし、前から行って、後ろもついてきてほしいですし、それが自分たちの戦い方だと思うので、もっとそこは浸透しなければいけないと思います」と、自身が起用されたときに見せるべきプレーを頭に入れつつ、チームとしての戦い方の方向性もさらにブラッシュアップしていきたいと続けている。


【ゴール動画】横浜FM vs 名古屋





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