リヴァプールが、レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWロドリゴに関心を示しているようだ。20日、フランス紙『レキップ』やスペイン紙『アス』などが伝えている。


 リヴァプールではバイエルンから関心が寄せられているコロンビア代表FWルイス・ディアスに退団の可能性が浮上しており、同クラブは売却を望んでいないものの、L・ディアスが移籍希望を表明しているとも報じられている。

 そんななか、リヴァプールはL・ディアスの退団に備えて後釜の獲得を検討しており、今回の報道によると、その候補に挙げられているのが、レアル・マドリードでの立場が不透明となっているロドリゴだという。現時点で動きはないが、L・ディアスが退団した場合には間違いなくリヴァプールは同選手の獲得に向かうことが予想されているため、今後の動向には注目が集まりそうだ。

 現在24歳のロドリゴは2019年7月にサントスからレアル・マドリードに加入。これまで公式戦270試合出場で68ゴール51アシストを記録し、数々のタイトル獲得に貢献している。しかし、昨シーズン終盤にかけてパフォーマンスを落とすと、シャビ・アロンソ体制で迎えた今夏のFIFAクラブワールドカップ2025でも主力としては起用されず、3試合出場で92分間の出場にとどまっていた。

 なお、複数クラブから関心が寄せられているロドリゴの移籍金としてレアル・マドリードは1億ユーロ(約172億円)を要求していることが噂されているため、リヴァプールが獲得に動いても大金が必要となるが、プレミアリーグ史上最高額と見られる総額1億1600万ポンド(約231億円)でドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツを獲得したほか、フランクフルトに所属するフランス人FWウーゴ・エキティケを9500万ユーロ(約164億円)で獲得に迫っているなか、果たしてL・ディアスの売却金を利用してロドリゴの獲得にも向かうのだろうか。
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