フライブルクは21日、チームを率いるユリアン・シュスター監督との契約延長を発表した。

 現在40歳のシュスター監督は、現役時代にフライブルクでキャプテンを務め、同クラブで公式戦240試合出場22ゴール19アシストを記録。
2018年5月に引退を表明し、そのままフライブルクのアシスタントコーチとして指導者キャリアをスタートさせた。その後、長期政権を築いたクリスティアン・シュトライヒ前監督の退任に伴い、2024-25シーズンからトップチームの指揮官に就任。1年目からフライブルクをヨーロッパリーグ出場圏内の5位フィニッシュに導き、若くして類稀な手腕を発揮した。

 クラブ在籍4年目を迎えるMF堂安律に加え、今夏の移籍市場ではブレンビー(デンマーク)からMF鈴木唯人を獲得したフライブルク。日本人にも馴染みが深い同クラブが、シュスター監督との契約延長を発表した。新たな契約期間は明かされていないものの、アシスタントコーチのラース・フォスラー氏および、分析コーチへと昇格するフランツ・ゲオルク・ヴィーラント氏の契約延長も決定。2024年にUEFAプロライセンスを取得し、わずか1年半でブンデスリーガを代表する指揮官となったシュスター監督は、来季もフライブルクの指揮を執ることになる。

 シュスター監督の続投は、新加入である鈴木の起用法や、フランクフルトへの移籍が噂される堂安の去就にも影響を与える可能性があるだろうか。契約延長が決まった同監督は、クラブ公式サイトで以下の通りコメントを発表した。

「このクラブとこの地域は、私にとって大きな意味を持っている。私たちは素晴らしい1年を過ごし、順位以外にも多くのことを成長させることができた。コーチングスタッフやクラブの関係者、そしてチームとともに、今後もこの発展に向けて継続的に取り組めることが私にとって大きな喜びだ」
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