レクサム(イングランド2部)が、今夏の移籍市場でデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの獲得を目指しているようだ。25日、イギリスメディア『BBC』が報じた。


 レクサムは2021年にハリウッドスターのライアン・レイノルズ氏とロブ・マケルヘニー氏によって買収され、3シーズン連続の昇格でイングランド5部リーグからチャンピオンシップに到達。2025-26シーズンは1981-82シーズン以来、44年ぶりに2部リーグが舞台となる。

 そんな同クラブは、現在フリートランスファーとなっているエリクセンに接触しているようだ。エリクセンの代理人を務めるマーティン・シューツ氏はイギリス紙『デイリーメール』に対し、「非常に印象的なプロジェクト」とレクサムからのオファーを評価。一方で「クリスティアンはまだ1部リーグでプレーすることを望んでおり、彼は絶対に西ヨーロッパにとどまりたい」とも語り、エリクセン本人の希望がトップリーグであることも明かしている。

 現在33歳のエリクセンは、アヤックスでデビューを飾り、2013年夏に加入したトッテナム・ホットスパーでは司令塔として躍進に貢献した。同選手は2020年1月にインテルへと移籍し、2020-21シーズンのセリエA優勝を果たした。

 しかし、2021年夏に行われたEURO2020の開幕戦で、試合中に心停止状態となるアクシデントが発生。心臓に除細動器を装着したエリクセンがセリエAでプレーを続けることは規定により不可能となり、2022年2月にブレントフォードへ移籍した。

 西ロンドンで復活を印象付けたエリクセンは、2022年夏にマンチェスター・ユナイテッドへと移籍。3シーズンで公式戦通算107試合に出場したものの、近年はベンチスタートが多く、今夏の契約満了に伴い同クラブを退団していた。
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