レアル・ソシエダのヨキン・アペリバイ会長が、ヴィッセル神戸の30周年記念チャリティーマッチ『FRIENDLY MATCH』として予定された神戸vsバルセロナ戦の開催をめぐる騒動の中心となっている『株式会社ヤスダグループ(以下:ヤスダグループ)』についてコメントした。24日(現地時間)、スペインメディア『Noticias de Gipuzkoa』が伝えている。


 27日に『ノエビアスタジアム神戸』で開催される段取りが組まれていた神戸vsバルセロナ戦だが、23日(現地時間)にバルセロナがクラブ公式サイト上で「プロモーターによる重大な契約違反のため、来週日曜日に日本で予定されている試合への参加を中止せざるを得なくなった」と発表し、急遽中止となった。しかし、その後にスペインメディア『JIJANTES』やスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』、同『マルカ』などの現地メディアが一斉に、バルセロナが日本へ数時間以内に向かうと報道。『ムンド・デポルティーボ』は「バルセロナがついに日本にへ!」と見出しをつけ、バルセロナと神戸の対戦日時などは維持されるとしている。同試合の主管であるヤスダグループの試合代金未払いや複数の偽造・無効文書を提出などの可能性が伝えられており、今回の前代未聞の騒動の発端となったとされている。

 日本代表MF久保建英が所属するソシエダは、2023年10月にヤスダグループと戦略的パートナーシップを締結。ヤスダグループは胸スポンサーも務めてきた。『Noticias de Gipuzkoa』によると、ソシエダのアペリバイ会長は「バルセロナの件については何も知らない」とコメント。次のように続けた。

「韓国(今夏のアジアツアーのプロモーターを務める韓国のD-DRIVE社)が企画したのだと思う。ツアーでもヤスダグループとの日本遠征でも、我々は何の問題も抱えていない。また何度も来られることを願っている。ツアーの企画と運営には満足しているよ」
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