J1の神戸は24日、神戸市内のグラウンドで練習を公開した。27日に予定されているバルセロナ戦(ノエスタ)へ向けて、約1時間練習を行った。

 30周年記念のチャリティーマッチとして試合が組まれていた。しかしこの日未明、バルセロナ側が「プロモーターによる重大な契約違反のため、来週日曜日に日本で予定されている試合への参加を中止せざるを得なくなった」などと声明を発表。神戸側としても事前に事態が知らされておらず、永井秀樹SDは「お騒がせして申し訳ありません、早く事態を解決できるように」と話し、クラブ広報も「現在事態を確認している状態です」とした。

 一方、練習ではMF飯野七聖、FW冨永虹七が全体練習に合流。FW大迫勇也、MF武藤嘉紀も練習終了後にピッチに姿を現すなど、調整が順調な様子を見せた。練習後、永井SDと約10分ほど会話していた吉田孝行監督は「クラブからはやるつもりで、という説明を受けた。今日も明日もその準備をしていく予定」と、この日も強度高いメニューを構成。事態は「ニュースで知りました」と苦笑いも見せたが、「なかなか止められないよね、あのスリートップは。でも基本的には自分たちのスタイルで。多くの選手を出したい」とリーグ連覇中の威信もかけて、総力戦でぶつかる。

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