J1ヴィッセル神戸は22日、MF齊藤未月が2025シーズンの間、京都サンガFCに期限付き移籍すると発表した。
現在チームでの出場機会に恵まれていないものの、主力選手として神戸のJ1優勝に貢献した齊藤。
また、SNS上では齊藤の移籍時のコメントが物議を醸している。
期限付き移籍先である京都の公式HPにおいて、齊藤は「このクラブを優勝させるために移籍を決断しましたし、多くの方が今まで自分のサッカー人生に関わってくれている中で、感謝を自分のプレーで体現できるように全力で毎日直向きに突き進んでいきます!」というコメントを発表した。
しかしながら、神戸と京都は現在勝点4差でリーグ優勝を争う関係性。プロアスリートである以上、置かれた場で最大限を尽すことは当然ではあるものの、所属元チームへの背信行為ともとられかねない発言に神戸サポーターを中心に批判が集まっている。
SNS上では「ヴィッセル神戸をリハビリ施設か何かと勘違いしてらっしゃる?」「思ってても言わない方がいいこともある」「他のクラブを優勝させるために頑張る選手のユニは着たくない」など怒りのコメントが多数投稿されている。
神戸は齊藤が全治1年の大怪我をした直後に異例となる3年契約を結び、同選手を復帰までサポートした経緯もある。期限付きとは言えライバルチームへの移籍に関しては複雑な想いを抱えるサポーターも多いようだ。
契約通りであれば、齊藤は今シーズン終了後に神戸に戻ってくることとなる。生まれてしまった確執をピッチ上で取り返すのか、さらに深めてしまうのか、京都での齊藤のプレーに注目だ。