23日、電撃的に発表されたスペインの強豪FCバルセロナの来日中止。

世界屈指のビッグクラブが2年ぶりに日本を訪れ、ヴィッセル神戸と親善試合を行う予定だったが、試合の4日前にまさかの中止となってしまった。

バルセロナはその理由について、「プロモーターによる重大な契約違反」と説明。

このクラブの発表を受けて、バルサの今夏アジアツアーを統括する韓国のD-DRIVE社CEO、ソウル・ハム氏は以下のような声明を出している。

「私はソウル・ハム(Seul Ham)と申します。D-DRIVE社を代表して、2025年FCバルセロナのアジアツアーの正式プロモーター兼CEOを務めております。

ヴィッセル神戸対FCバルセロナの試合は、直前で中止となりましたが、この試合は元々、レアル・ソシエダのメインスポンサーであるヤスダグループが提案し、日本での共催を計画していたものでした。D-DRIVEは本日、この試合に関する全額の支払いを受け取る予定でしたが、資金は最終的に送金されませんでした。

代わりに、ヤスダグループは繰り返し無効かつ偽造された書類を提出し、「すでに韓国に送金済み」と虚偽の説明をして当社を欺きました。ヤスダグループの社員が、「最終的にCEOが送金しなかった」と話す音声記録も入手しており、これは故意の詐欺行為であることを明確に裏付けています。

この詐欺行為の結果として、楽天のイメージも大きく損なわれました。これらの事実を踏まえ、FCバルセロナは試合を中止するという正しく責任ある決定を下しました。

私たちは、日本側の責任ある団体に対して法的措置を取る予定です。

日本とは異なり、韓国ではプロモーターが完全に準備を整え、すべての関連費用を負担しています。

現在、残っているのは航空費用のみです。

韓国のファンの皆さまへ:

どうかご安心ください。D-DRIVEは、残りのツアーを必ず成功させる決意でおります。皆さまに忘れられない試合をお届けできるよう、全力を尽くします。

ありがとうございます。

ソウル・ハム
CEO, D-DRIVE
FCバルセロナ 2025 アジアツアー 正式プロモーター」

ソウル・ハム氏によれば、ヴィッセル神戸との試合は、日本のヤスダグループが提案し、日本での共催を計画したものだったとのこと。

その資金が期日になっても送金されず、さらには書類の偽造など詐欺行為があったと主張。バルセロナは「試合を中止するという正しく責任ある決定を下した」とし、日本側の責任ある団体に対して法的措置を取る意向を示した。

これらはあくまでD-DRIVE側の主張であるが、中止となったヴィッセル神戸戦はもちろんのこと、さまざまなところへの影響が懸念される。

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