リヴァプール(イングランド)とミラン(イタリア)による親善試合が26日、香港で開催された。

 昨シーズン、アルネ・スロット監督下でプレミアリーグ王者に輝いたリヴァプール。
リーグ連覇やUEFAチャンピオンズリーグ制覇を目指すべく今夏の移籍市場では、大型補強を敢行。レヴァークーゼンからドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ、オランダ代表DFジェレミー・フリンポン、ボーンマスからハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズらに加え、フランクフルトからはフランス人FWウーゴ・エキティケを獲得している。

 対するミランは、パウロ・フォンセカ新体制で2024-25シーズンをスタート。しかし、成績は芳しくなくセルジオ・コンセイソン前監督に指揮官を交代した。その後、スーペルコッパ・イタリアーナで優勝に輝いたが、セリエAでは8位で終了。欧州大会の出場権を逃したことで、シーズン終了後にマッシミリアーノ・アッレグリ監督を招へいしている。

 注目の名門対決は、序盤からリヴァプールがボールを保持する展開に。右ウイングのモハメド・サラーを中心に攻撃を繰り出していくが、ミランが先制点を挙げる。敵陣でボールを奪うと、ラファエル・レオンが背後へ抜け出す。そのままレオンは左足を振り抜き、ネットを揺らした。

 リヴァプールペースで試合が経過するなか、26分にリヴァプールが同点に追いつく。リオ・ングモハが左サイドでボールをもち、クロスを送るも、ミランDFフィカヨ・トモリに阻まれる。
すると、背後のドミニク・ソボスライへバックパス。ソボスライの狙いすました柔らかいシュートは、ゴールに吸い込まれスコアを1-1とする。

 その後、リヴァプールはヴィルツやングモハを中心に、ミランはレオンやクリスティアン・プリシッチを軸にお互いがゴールに迫るも、得点は生まれず前半は1-1で終了する。
 
 後半に入り52分、ミランが素早い攻撃で再びリードを奪う。レオンが左サイドを突破すると、中央を走ったルベン・ロフタス・チークへパス。ロフタス・チークはダブルタッチでDFを交わすと、冷静にゴールへ流し込んだ。さらにミランはカウンターから追加点。アレクシス・サーレマーケルスが右サイドの裏を取り、ノア・オカフォーへクロス。オカフォーはダイレクトで合わせ、シュートを決めた。

 2点を追うリヴァプールは、後半から投入されたフリンポンが右サイドを複数回突破するも得点にはつながらない。その後も果敢に攻め立てると、後半アディショナルタイムにコーディ・ガクポがヘディングシュートを決め、1点差に迫る。

 しかし、オカフォーがリヴァプールのミスを突き、再びリードを2点とし、試合はそのまま終了。
リヴァプールは30日に日産スタジアムで横浜F・マリノスと、ミランはオーストラリアへ渡り、31日にパース・グローリーと対戦する。

【スコア】
リヴァプール 2-4 ミラン
【得点者】
0-1 10分 ラファエル・レオン(ミラン)
1-1 26分 ドミニク・ソボスライ(リヴァプール)
1-2 52分 ルベン・ロフタス・チーク(ミラン)
1-3 59分 ノア・オカフォー(ミラン)
2-3 90分+3分 コーディ・ガクポ(リヴァプール)
2-4 90分+4分 ノア・オカフォー(ミラン)


【動画】ソボスライの芸術ゴール!



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