現在33歳のソン・フンミンは、若くして韓国を離れてハンブルガーSVの下部組織に加入し、ブンデスリーガでプロデビュー。
2023年夏からは元フランス代表GKウーゴ・ロリス(現ロサンゼルスFC)やケインらの退団に伴ってキャプテンに就任。2024-25シーズンはヨーロッパリーグ(EL)優勝を果たし、クラブ史上17年ぶりのメジャータイトル獲得に貢献を果たした。
そんなソン・フンミンは現行契約が2026年6月30日までと残り1年となっているなか、2日に行われた会見で「この夏にクラブを去る決断を下したことをお知らせします。私のキャリアで最も難しい決断でした」と、今夏に約10年過ごしたクラブを去ることを明かした。
そして、3日にはアジアツアーで訪れた韓国・ソウルで開催されたニューカッスルとのプレシーズンマッチ(△2-2)に先発出場したソン・フンミンは65分までプレー。交代時には両イレブンによって作られた“花道”を通って涙を浮かべながらピッチを後にした同選手はこれがトッテナムでの最終戦と見られている。
新天地に注目が集まっているなか、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ソン・フンミンはMLSのロサンゼルスFCに加入することで口頭合意に至ったという。
なお、トッテナムは移籍金として1500万ユーロ(約26億円)を受け取ることになる模様で、ソン・フンミンはチームとともにイギリスには帰国しておらず、書類の手続きを待っている状況であり、移籍が決定的になっていることが伝えられている。