日本代表を率いる森保一監督が欧州視察から帰国し、取材対応を行った。

 国内組で臨んだ7月上旬の東アジアE-1サッカー選手権2025では、3戦全勝で大会連覇を達成。
森保監督は休む間もなく7月18日に離日し、約2週間の欧州視察を終えて4日午後に帰国した。現地では橋岡大樹が今夏移籍したスラヴィア・プラハ、谷口彰悟ら多数の日本人選手が在籍するシント・トロイデンなど8試合を視察した。「これまで見ることのできなかったリーグ、試合、初めて見る選手もいたので、すごく良い情報収集になりました」と充実した表情を見せた。

 来年6月に開幕するFIFAワールドカップまで1年を切り、“最高の景色”に向けて本格的な強化が始まる。9月は開催国の一つアメリカにて、メキシコ代表(9月7日 日本時間11時KO)アメリカ代表(9月10日 日本時間8時37分KO)との2連戦。日本代表はアジア2次予選、アジア最終予選、そしてアジアカップとアジアの国々との連戦が続いていたため、アジア以外の国と対戦するのは2023年10月のチュニジア代表戦(キリンチャレンジカップ2023/2−0で勝利)以来となる。FIFAランキングでは日本の17位に対し、メキシコは13位、アメリカは15位といずれも上位に位置しており、ワールドカップ開催国で最高の腕試しとなりそうだ。

 森保監督は「3月・6月・E-1選手権、招集していなかった選手を今回直接見ることができました。選考としての幅は広く持った中、できることを確認した選手たちがいるので、難しい詰めの作業になると思います」とコメント。「6月に休ませた選手もいますので、次選ばないというのはなかなかできないこと。3月までのアジア予選に来てくれて、ワールドカップ出場権獲得に貢献してくれた選手たち。もちろん全員ではないが招集したい。
そこから6月、E-1、今回の視察と招集に向けて、テーブルに上げて考えたい」と“ベストメンバー”で臨む意向を示した。
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