リヴァプールに所属するウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスに対してアル・ヒラルが関心を寄せているようだ。3日、『スカイスポーツ』や『アスレティック』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 プレミアリーグ連覇を狙うリヴァプールは今夏の移籍市場で大型補強を敢行。プレミアリーグ史上最高額を投じてドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツを獲得したほか、オランダ代表DFジェレミー・フリンポンやハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズ、フランス人FWウーゴ・エキティケらここまで合計6名を新戦力として迎え入れ、さらなる補強の可能性も報じられている。

 一方、今夏に契約満了を迎えたイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルド(現:レアル・マドリード)に加え、コロンビア代表FWルイス・ディアス(現:バイエルン)、イングランド代表DFジャレル・クアンサー(現:レヴァークーゼン)、アイルランド代表GKクィービーン・ケレハー(現:ブレントフォード)らが退団。ヌニェスも放出候補の一人に数えられており、去就には大きな注目が集まっている。

 報道によると、サウジ・プロフェッショナルリーグで覇権奪還を目指すアル・ヒラルがヌニェスの獲得に本腰を入れているとのこと。同クラブは今夏の移籍市場でストライカーの獲得を目指しており、ガラタサライに移籍したナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンやニューカッスル所属のスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサク、ライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコに関心を寄せていた。しかし、オシムヘンの獲得に失敗し、イサクおよびシェシュコとの交渉が困難なことから、現在はヌニェスを最優先のターゲットに据えているようだ。

 アル・ヒラルは未だ正式なオファーを提示していないものの、リヴァプールとのクラブ間交渉は進行している模様。今夏に就任したシモーネ・インザーギ監督も、ヌニェスが自身のシステムや戦術に合致する選手であると考えており、獲得を希望しているようだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、リヴァプールはヌニェスに対してアル・ヒラルおよびインザーギ監督との直接交渉を許可しているとのことで、すでに契約内容や給与についての協議が進んでいるという。

 なお、ヌニェスに対してはミランも関心を寄せているものの、アル・ヒラルとの資金力の差を考慮すると、現時点で獲得は困難であると『アスレティック』は報じている。
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