プレミアリーグで15位と低迷した昨シーズンからの復活を期すマンチェスター・ユナイテッドは、今夏の移籍市場での戦力拡充を画策。ストライカーの補強は難航しているが、ウルヴァーハンプトン(ウルブス)からブラジル代表FWマテウス・クーニャ、ブレントフォードからカメルーン代表FWブライアン・ムベウモとプレミアリーグでの実績豊富なアタッカーを獲得し、U-20パラグアイ代表DFディエゴ・レオンを含めてここまで3人の新戦力を迎えている。
新戦力もデビューを飾ったプレミアリーグ・サマーシリーズでは、ウェストハム、ボーンマス、エヴァートン相手に2勝1分の成績を収めて王者となったマンチェスター・ユナイテッドだが、中心選手であるB・フェルナンデスはさらなる補強を望んでいるようだ。キャプテンも務める30歳は2-2のドローに終わったエヴァートン戦後、次のようにコメントしている。
「できれば、もう一人か二人選手を補強したいところだ。良くなってきているが、まだ目指すべき場所には達していない。誰かを批判するつもりはないし、クラブは財政状況に関して最善を尽くしている。しかし、より激しい競争が必要なのは明白だ。全員がレベルアップしてスタメンの座を勝ち取るようにするためには、もっと質の高い選手が必要なんだ。クラブもそれを目指していると思う。そのために、あと一人か二人獲得できればと思っているよ」
リヴァプールやアーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシーらが大型補強を成功させている中、マンチェスター・シティもさらに戦力を拡充することができるだろうか。今後の移籍市場での動きに注目が集まる。