スタッド・ランスに所属する日本代表MF中村敬斗に対して、ベシクタシュ(トルコ1部)が獲得オファーを提示したようだ。21日付で、フランス紙『レキップ』が報じている。


 今夏に行われたジャパンツアー帯同を見送り、開幕したリーグ・ドゥでも欠場が続いている中村敬斗。スタッド・ランス在籍2年目となった昨シーズンに、リーグ・アンで32試合に出場し11得点2アシストを記録した一方で、チームは昇降格プレーオフの末に2部降格となり、25歳のアタッカーが移籍志願していることが取り沙汰されていた。

 そうしたなかで『レキップ』は、「8月後半は移籍市場でサプライズが相次ぐ時期だが、シャンパーニュ地方でもそれが起きる可能性がある」とし、ベシクタシュが中村の獲得に向けた大規模なオファーを提出したと指摘。トルコ3大クラブの一座を担う“黒い鷲”は、1500万ユーロ(約26億円)の移籍金を支払う意思を示したことを明らかにした。

 また『レキップ』によると、仮にこの金額で交渉が成立すれば、スタッド・ランスにとっては今夏最大の売却になるという。ここまでは、ネオム(サウジアラビア)に移籍したMFアマドゥ・コネの1300万ユーロ(約22億円)がトップだった。加えて、2023年夏の同選手獲得額(1200万ユーロ)も上回ることを併せて伝えている。

 移籍市場閉幕まで2週間を切ったが、中村の去就はどのような決着を迎えるのだろうか。
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