報道によると、バルセロナは中盤の戦力が飽和状態にあると考えている模様。依然としてサラリーキャップ超過に伴う選手登録の問題も抱えていることから、今夏の退団が確実視されているスペイン人MFオリオール・ロメウの他に、ラ・マシア出身のスペイン代表MFマルク・カサドならびに同MFフェルミン・ロペスにも移籍の可能性が浮上しているという。
カサドは昨シーズンの公式戦36試合に出場し、昨年11月にはスペイン代表デビューを飾るなど大ブレイクを遂げた。しかし、定位置争いのライバルにはスペイン代表MFペドリや同MFガビ、オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングがおり、スペイン人MFマルク・ベルナルも長期離脱から復帰。今シーズンは出場機会の大幅な減少が見込まれており、現地時間16日に行われたマジョルカとのラ・リーガ開幕節でも出番は与えられなかった。
カサドに対してはウェストハムとウルヴァーハンプトン(ウルブス)が関心を寄せているとのこと。3000万ユーロ(約34億円)程度のオファーが提示された場合、バルセロナは移籍を容認する可能性が高いようだ。
また、昨シーズンの公式戦46試合出場8ゴール10アシストと結果を残したF・ロペスも、スペイン代表MFダニ・オルモや同FWフェラン・トーレス、ブラジル代表FWハフィーニャらとの熾烈なスタメン争いが予想されている。ハンジ・フリック監督からは高い評価を受けているが、売却の可能性も否定はできないようだ。
なお、ラ・マシアからトップチームに昇格し、スペイン代表入りも果たした生え抜き2選手はいずれもバルセロナ残留を希望しているようだ。21歳のカサドと22歳のF・ロペスの去就に注目が集まる。