現在22歳のエリオットは2019年夏にフルアムの下部組織からリヴァプールへ加入し、ここまで公式戦通算148試合で15ゴール20アシストをマーク。2022-23シーズンからは2年連続でプレミアリーグ30試合以上に出場するなど、先発起用の機会こそ限られているものの、ユルゲン・クロップ体制における重要な戦力の一人として存在感を放っていた。
しかし、アルネ・スロット監督が就任した昨シーズンは負傷離脱の影響もあり出場機会が減少。今シーズンはドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツの加入に伴い定位置争いがさらに激化することから、2027年6月末の契約満了を待たずして、今夏に退団する可能性があると報じられている。
そんなエリオットに熱烈な関心を寄せているのがライプツィヒだ。昨シーズンの公式戦で12ゴール9アシストをマークしたオランダ代表MFシャビ・シモンズにチェルシー移籍の可能性が浮上していることを受け、その後釜となり得る選手の獲得を目指している模様。移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、ライプツィヒはエリオットをトップターゲットとしており、個人的な条件に関してはすでに選手本人と合意に達しているという。
なお、リヴァプールは適切なオファーが届いた場合にはエリオットの移籍を容認するものと見られている。今夏のU-21欧州選手権の優勝にも大きく貢献した若き実力派は新天地を求めることになるのだろうか。移籍市場は終盤を迎える中、今後の動向に注目が集まる。