現在29歳のツィミカスは左サイドバック(SB)を主戦場とするプレーヤーで、母国の名門オリンピアコスでプロキャリアをスタートさせた。2020年夏に加入したリヴァプールではここまで公式戦通算115試合に出場し18アシストをマーク。先発起用の機会こそ限られているものの、スコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンの頼れるバックアッパーとして長年チームを支えている。
そんなツィミカスだが、リヴァプールがプレミアリーグ屈指の左SBとして知られるハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズを獲得したことで序列が低下。クリスタル・パレスとのFAコミュニティシールド、ボーンマスとのプレミアリーグ開幕節ではベンチメンバーからも外れ、今夏の退団が囁かれている。
報道によると、マルセイユがツィミカスの動向を注視しているとのこと。かつてブライトンを率いたロベルト・デ・ゼルビ監督は、同選手がチームの戦術に適していると考えており、今夏の移籍市場での獲得を望んでいるようだ。ツィミカス本人も左SBの3番手となったリヴァプールでの現状を考慮し、マージーサイドでのキャリアに終止符を打つことを検討しているという。
なお、ノッティンガム・フォレストもツィミカスの獲得に興味を示している模様。大型補強の傍ら、アイルランド代表GKクィービーン・ケレハー(ブレントフォード)やイングランド代表DFジャレル・クアンサー(レヴァークーゼン)、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス(アル・ヒラル)、コロンビア代表FWルイス・ディアス(バイエルン)らを放出しているリヴァプール。果たしてツィミカスも退団することになるのだろうか。