リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が日本代表MF遠藤航の起用法について言及した。21日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。


 現地時間15日に行われたプレミアリーグ開幕節でボーンマスを4-2で下し、連覇に向けて好発進したリヴァプール。しかし、退団したイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルド(レアル・マドリード)の後釜として今夏に加入したオランダ代表DFジェレミー・フリンポンが60分すぎに足を気にする仕草を見せ、遠藤との途中交代を余儀なくされた。

 状態に注目が集まる中、スロット監督は「ジェレミーについてはメディカルチームが正しかった。ハムストリングに問題があると感じており、あの時に交代させたのは良い判断だったと思う。そうでなければもっと長く離脱していた可能性がある。インターナショナルウィーク後に復帰できると期待している」と言及。フリンポンは8月中に行われるニューカッスル戦とアーセナル戦を欠場することが濃厚となった。

 フリンポンと同じく右サイドバック(SB)を主戦場とする北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーも全体トレーニングに復帰したばかりで、コンディションは万全ではない。そのため、難敵との2連戦で誰が右SBの穴埋めをするのかに注目が集まっている。スロット監督は「シーズン中にこうしたことは発生する。現時点で負傷者は2人だけだが、残念ながら同じポジションの選手だ」と前置きしつつ、次のように言葉を続けた。

「幸いなことにそのポジションでプレーできる選手がいる。
ワタ(遠藤)もプレー経験があるし、ドミニク・ソボスライもすでにプレーしている。他にも検討できる選択肢がある。ジョー・ゴメスは間違いなくその一人だろう。しかし、20分間のプレーは彼にとって相当な負荷だった。チームと一緒にトレーニングできているので、彼が先発起用できるか見てみようと思う。しかし、他の選択肢もある」

 なお、ボーンマス戦ではフリンポンとの交代で投入された遠藤がそのまま右SBでプレーした。
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