新契約締結を受けて、ベラルディはクラブを通してコメントを発表。
「サッスオーロは僕の故郷であり、サッスオーロの一員であるということは、家族の一員であることを意味しているんだ。この黒と緑のユニフォームは、僕の歴史、キャリア、そして情熱を象徴している。ここで僕は人間として成長し、サッカー選手になることができた。このユニフォームを着て、この特別な感情を味わい続けられることを非常に嬉しく、誇らしく思っている。スクインツィ家(※オーナー一家)、経営陣、クラブ関係者、スタッフ、チームメイト、そしてファンたちに、いつも僕を支えてくれたことに対する感謝を伝えたい。共に経験できることは、まだたくさんあるはずさ!」
また、ジョヴァンニ・カルネヴァリCEO(最高経営責任者)も「ドメニコとの契約更新は、継続性とアイデンティティの強いシグナルである。ベラルディはサッスオーロの象徴だ。我々は、この道のりを共に歩み続け、ピッチ内外を問わずに彼が見せてくれる貴重な貢献を、今後長きにわたって期待できることを誇りに思っている」とコメントを発した。
ベラルディは1994年8月1日生まれの現在31歳。サッスオーロのアカデミーで育ち、2012年8月に18歳でトップチームデビューを飾った。2013年夏からの2年間はユヴェントスがサッスオーロと保有権を共有する形となったものの、“ビアンコネロ”のユニフォームに袖を通すことはなく、同期間もサッスオーロの選手として活躍。
また、2018年6月にはイタリア代表デビューを飾っており、EURO2020では主力の一角として優勝に貢献。これまでに“アズーリ”では国際Aマッチ通算28試合出場8ゴールを記録している。
2022-23シーズンからは背番号「10」を託され、サッスオーロ一筋のキャリアを過ごしてきたベラルディ。デビューシーズンの2012-13シーズンは、セリエBで37試合出場11ゴール6アシストをマークし、クラブ史上初となるセリエA昇格に貢献した。以降、11シーズンにわたってセリエAを戦ったサッスオーロにおいて、不動の右ウイングに定着。12年ぶりにセリエBでの戦いを強いられた昨季も、29試合の出場で6ゴール14アシストと攻撃陣をけん引し、“愛するクラブ”を1年でのセリエA復帰へ導いていた。
2年ぶりにセリエAの舞台へ舞い戻る今季、23日に控えた開幕節では昨季王者のナポリをホームに迎える。一方で、コッパ・イタリアのラウンド64をもってシーズンは開幕しており、サッスオーロはセリエBのカタンザーロを1-0で撃破。右ウイングのポジションでフル出場したベラルディは、決勝点をアシストしていた。
【動画】過去のユニフォームに袖を通すベラルディ、最後はもちろん…