2019年夏にアヤックスからバルセロナへ加入し、度重なる負傷に悩まされながらもここまで公式戦通算260試合に出場し19ゴール23アシストをマークしているF・デ・ヨング。第3キャプテンに就任し迎えた昨シーズンはスペイン人MFマルク・ベルナルや同国代表MFマルク・カサドの台頭があったものの、中盤の定位置を確保し、最終的には公式戦46試合に出場。ハンジ・フリック監督就任初年度での国内3冠に大きく貢献した。
これまで移籍市場の度に売却の噂が挙がったF・デ・ヨングだが、選手本人は一貫してバルセロナ残留を希望。現行契約は2026年6月末までで、すでに契約最終年に突入しているが、バルセロナが延長交渉に臨んでいることが明らかになっている。
報道によると、バルセロナはF・デ・ヨングとの契約延長に大きく前進しているようだ。同選手が前代理人であるアリ・ドゥルスン氏との関係を解消したことで交渉は停滞していたが、新たな代理人であるセバスチャン・ルデュール氏がデコSD(スポーツ・ディレクター)と会談したことで状況が再び動き出した模様。バルセロナは2年契約とパフォーマンス次第で有効となる1年間の延長オプションを提示しているようだ。
条件については未だ調整が続いているが、バルセロナは夏の移籍市場閉幕前に最終合意まで漕ぎ着けたいと考えているという。
なお、バルセロナは中盤の戦力が飽和状態にあると考えており、ラ・マシア出身のスペイン代表MFフェルミン・ロペスならびにカサドの売却を検討しているとも報じられている。