カールスルーエ(ドイツ2部)は22日、ボルシアMGからFW福田師王をレンタル移籍で獲得することを発表した。

 クラブの発表によると、レンタル期間は今シーズン限りで、完全移籍の買い取りオプションも付帯するという。
移籍市場に精通する『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によれば、買い取りオプションの額は100万ユーロ(約1億7000万円)から150万ユーロ(約2億6000万円)の範囲と報じられている。 

 加入に際し、福田はクラブ公式サイトを通じてコメントを発表。「カールスルーエSCでの挑戦を本当に楽しみにしています。クラブは僕を獲得するにあたり熱意を示してくれたし、ここで成長できるチャンスがあることを明確に示してくれました。自分のスタイルを生かして、チームの成功に貢献したいです」と意気込みを語った。

 さらにマリオ・エッギマンSD(スポーツディレクター)は、「買い取りOP付きのレンタル移籍は私たちにとって重要な契約であり、クラブと長期的な関係を築く可能性があります」と期待を寄せるとともに、「彼の目標は日本代表として2026年のワールドカップに出場することであり、これからあらゆる努力を惜しまず、モチベーションを高めているよ」と明かしている。

 現在21歳の福田は鹿児島県の神村学園高校卒業後、ボルシアMGに加入。移籍後は、U-19チームとセカンドチームでプレーすると、2024年1月にはトップチーム昇格が正式に発表された。しかし、昇格後は公式戦11試合の出場で1ゴールのみの成績に留まっており、ボルシアMGのローランド・ヴィルクスSDは今夏の移籍を示唆していた。
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