スペイン『マルカ』や『アス』は20日、バルセロナが中盤の選手の飽和を理由に、カサドとF・ロペスの売却を検討していると報道。退団が濃厚とされているスペイン人MFオリオール・ロメウに加えて、今夏移籍の可能性が浮上している。
そんななかフリック監督は、カサドと会話したことを明かし、「彼はチームから去りたくないと言っていた。私も彼に残ってほしいと思っている。難しいシーズンが予想されるし、今いる全員が必要なんだ」とコメント。長丁場のシーズンを戦い抜くためにも戦力充実の重要性を強調し「我々はたくさんのことを成し遂げたいし、選手全員が必要なんだ」と言葉を繰り返した。
そして、F・ロペスについても言及し、「フェルミンのような質の高い選手が必要だ。彼は昨シーズンから素晴らしい活躍を見せてくれている。満足しているし、全員を引き留めたい」と述べている。
現在21歳のカサドは2013年にバルセロナの下部組織に加入。2022年11月にトップチームデビューを飾ると、2024-25シーズンはフリック監督の下、飛躍を遂げ公式戦36試合に出場。2024年11月にはスペイン代表の一員にも名を連ねた。
そしてF・ロペスもカサド同様にラ・マシア出身で2016年夏に入団。2023年8月にデビューを果たし、2シーズン続けて公式戦40試合以上に出場。昨シーズンは8ゴール10アシストの成績を残している。