チェルシーは依然としてU-17イングランド代表FWリオ・ングモハに対する補償金を要求しているようだ。26日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。


 現在16歳のングモハは、25日に行われたプレミアリーグ第2節のニューカッスル戦に90+6分から途中出場してリーグデビューを果たすと、直後の90+10分に劇的決勝弾を決め、3-2での勝利に貢献。16歳361日というクラブ史上最年少かつプレミアリーグ史上4番目に若い得点記録を樹立した。

 そんなングモハは8歳からチェルシーの下部組織に所属し、2024年4月にはU-17プレミアリーグカップで優勝するなど、今後の活躍が期待されており、イングランドフットボールのアカデミー界ではここ5年ほど話題の中心人物に挙げられていた。このことからチェルシーも複数回の大型契約を提示していたなか、昨年9月に賃金構造を破るオファーを提示したリヴァプールのアカデミーに加入した。

 しかし、この移籍を巡ってチェルシー側は激怒しており、当時はチェルシーのアカデミーの試合にリヴァプールのユーススカウトが視察することを禁止する処分を下したことも話題となっていた。

 この物議を醸す移籍をめぐってチェルシーは審議会を設立したことが明らかになっていたが、移籍からほぼ1年が経とうとしている中でプレミアリーグの委員会による判断は未だ不透明となっており、依然としてチェルシーは高額な保証を求めていることが伝えられている。

 今月29日に17歳の誕生日を迎えることで、ングモハは高額な契約でリヴァプールと初のプロ契約を締結することが見込まれているが、果たして古巣チェルシーとの問題が終結するのはいつになるのだろうか。


【ハイライト動画】16歳ングモハが劇的決勝弾をマーク!

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