現在25歳のアントニーは2020年夏にサンパウロからアヤックスへ加入し、エリック・テン・ハフ監督(現:レヴァークーゼン)の下で主力に定着。2年後にはテン・ハフ監督と時を同じくしてマンチェスター・ユナイテッドへ活躍の場を移し、ここまで公式戦通算96試合で12ゴール5アシストをマークしている。しかし、“クラブ史上2番目の高額移籍金”に見合う活躍を見せることはできず、今年1月にはベティスへレンタルで放出された。
6月末のレンタル期間満了に伴いマンチェスター・ユナイテッドに復帰したアントニーだが、ルベン・アモリム監督の構想には含まれておらず。アメリカで開催されたプレシーズンツアーにも帯同せず、今夏の退団が濃厚となっている。
去就に注目が集まるアントニーだが、現在はベティスが再獲得に向けた動きを強めている模様。ベティスは移籍市場の開幕直後からアントニーを戦力強化に向けた主要ターゲットに据えており、現在はイングランドにてマンチェスター・ユナイテッドとのクラブ間交渉に臨んでいるという。報道によると、両クラブは買い取り義務が付随したレンタルという条件で原則合意に達しており、“再加入”が現実味を帯びているようだ。
また、『マルカ』はベティスがアントニーのために背番号「7」明けているとも報じている。約半年間で公式戦26試合出場9ゴール5アシストという成績を残したアントニーだが、再びベティスのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。
なお、アントニーと同じく今夏のプレシーズンツアーに帯同しなかったアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョやイングランド代表FWジェイドン・サンチョもマンチェスター・ユナイテッド退団が濃厚と報じられている。