ブンデスリーガのホッフェンハイムは25日、FCルガーノ(スイス)からスイス代表DFアルビアン・ハジダリを完全移籍で獲得したことを発表した。

 現在22歳のハジダリはバーゼルの下部組織出身。
ユヴェントス加入後もレンタル先のバーゼルとルガーノで経験を積み、2023年4月にルガーノへの完全移籍移行が発表された。また、世代別のスイス代表としても活躍しており、2025年3月にA代表デビューを飾っている。

 そんなハジダリだが、今回ホッフェンハイムへの完全移籍が正式決定。ドイツ紙『ビルト』は同選手の市場価値を1200万ユーロ(約21億円)と伝えつつ、ルガーノとの契約に退団条項が含まれていたため、450万ユーロ(約8億円)+ボーナスの移籍金でホッフェンハイム加入が実現したと報じた。

 また、ホッフェンハイムによるハジダリ獲得の背景には、今夏の移籍市場でユニオン・サン・ジロワーズから加入した日本代表DF町田浩樹の長期離脱が影響している模様。プレシーズンから好調を維持していた町田はブンデスリーガ開幕戦で左ひざ前十字じん帯を断裂してしまった。ホッフェンハイムのスポーツダイレクター(SD)を務めるアンドレアス・シッカー氏もクラブ公式サイトで、「町田浩樹の重傷を受け、我々はすでにセンターバックの補強を検討することを発表していた。アルビアンは、私たちの求める条件に完璧に当てはまる選手だ」と獲得の経緯を説明している。

 町田とハジダリはともに左利きのセンターバック。急遽ホッフェンハイムに加入することになったハジダリは、新天地でどのようなパフォーマンスを披露できるか。
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