チェルシーがマンチェスター・ユナイテッドに所属するアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョの獲得に迫っているようだ。27日、『スカイスポーツ』や『ガーディアン』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 今夏の移籍市場でブラジル代表FWジョアン・ペドロやイングランド代表FWジェイミー・バイノー・ギテンス、オランダ代表DFヨレル・ハトら合計8名を獲得しているチェルシーは、現在アタッカーの戦力拡充を画策中。ライプツィヒに所属するオランダ代表MFシャビ・シモンズの争奪戦にトッテナム・ホットスパーが参戦したと報じられる中、もう一人の主要ターゲットであるガルナチョの獲得に迫っている模様だ。

 報道によると、チェルシーはガルナチョの移籍についてマンチェスター・ユナイテッドと合意間近とのこと。移籍金は3500万ポンド(約70億円)から4000万ポンド(約80億円)程度になる見込みで、選手本人がチェルシー加入のみを希望していることから、今夏の移籍市場が閉幕する現地時間9月1日までに取引が成立する可能性が高いという。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、チェルシーが3500万ポンド(約70億円)から4000万ポンド(約80億円)のオファーを提示し、現在はマンチェスター・ユナイテッドからの承認を待っている段階だと指摘。その上で、両クラブが合意に達するのは「時間の問題」であると伝えている。

 現在21歳のガルナチョは2020年10月にマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に加入し、2021-22シーズンにトップチームデビューを飾った。ここまで公式戦通算144試合に出場し26ゴール22アシストをマークしているが、ルベン・アモリム監督の構想に含まれておらず、アメリカでのプレシーズンツアーにも帯同せず。今シーズンはここまで1分たりとも出場機会があ与えられておらず、今夏の退団が有力視されている。
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