毎年のように取り沙汰された両者が、この夏に初めて結びつくことになる。1997年1月2日生まれのカルロス・ソレールは現在28歳。7歳で入団したバレンシアでトップチームの『10』を背負うにまで上り詰めたものの、2022年夏にクラブのお家騒動に巻き込まれたこともあり、パリ・サンジェルマンへと移籍。しかし、絶対的な主力に定着することはできず、昨シーズンはレンタル先のウェストハムで公式戦33試合に出場していた。
PSGに復帰した今シーズンも、ルイス・エンリケ監督の構想外であることから移籍先を探しており、とくにレアル・ソシエダと近づいていることが報じられていたソレール。そんななかで『マルカ』によると、両クラブが同選手のレンタル移籍で合意に達したとのこと。加えて、買取オプションも付帯している見込みと伝えている。
さらに、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏も、「口頭合意が明らかになったPSGが、最終オファーを受け入れた」とした上で、お馴染みの「here we go」を出した。また、レアル・ソシエダが1年間の給与の大部分を負担することも明らかにした。
ソレールのレアル・ソシエダ加入報道は、ある種の“夏の風物詩”となりつつあったが、ついに今夏、CBドゥイェ・チャレタ・ツァル、FWゴンサロ・ゲデスに続く3人目の新戦力として、チュリウルディンに迎え入れられることになりそうだ。選手本人にとっては、3年ぶりとなるラ・リーガで、どのような活躍を見せてくれるのだろうか。