マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が屈辱的敗戦を振り返った。27日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。


 カラバオカップ2回戦が27日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはEFLリーグ2(4部リーグ)に所属するグリムズビーと対戦した。22分に中盤でのボールロストからカウンターを浴びて先制を許すと、30分にはGKアンドレ・オナナがクロスを処理し切れず追加点を献上。終盤にブライアン・ムベウモとハリー・マグワイアのゴールで同点に追い付いたが、キッカーが一巡したPK戦に11-12で敗れ、金星を献上した。

 データサイト『Squawka』によると、マンチェスター・ユナイテッドがカラバオカップで4部所属クラブに敗れたのは史上初とのこと。昨シーズンのプレミアリーグで15位に終わった“アモリム体制”だが、2年目の今シーズンもここまで公式戦3試合を戦い未勝利と苦戦が続く。40歳のポルトガル人指揮官は「何かを変えなければならない」と明言した上で、次のように言葉を続けた。

「失礼ながら、4部リーグのチームと対戦する場合、問題はGKだけでなくすべてだ。2点ビハインドから挽回できたかどうかは問題ではない。重要なのはチームが示したサインであり、試合開始直後のことだ。最高のチーム、ピッチ上に唯一存在していたチームが勝利したことは理解しているし、最高の選手たちが敗れた。どんな選手層の相手にも勝てるチームが存在するということだ」

「スペースの問題だけでなく、試合の入りはまったく迫力に欠けるものだったし、プレスをかけるという考え方を完全に見失っていた。説明するのは難しい。
負けて何か新しいものが見えることもあるが、この試合は違う。こうしたものを見てしまうと、それについて話すのは難しい」

 その上で「本当に申し訳ない。常に送ってくれているサポート、負けていてもチームを支えてくれることに対して、今日は申し訳ないとしか言いようがない」とファンに謝罪。「今週末に試合があり、その後2週間の中断に入る。必ず解決していく」と改善を誓った。

【ハイライト動画】マンUが4部グリムズビーにPK戦で敗れる…カラバオ杯敗退

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