イタリア代表を率いるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が、エストニア代表戦を振り返った。5日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がコメントを伝えている。


 FIFAワールドカップ26欧州予選グループIの第5節が行われ、イタリア代表はホームでエストニア代表と対戦した。前節をもってルチアーノ・スパレッティ監督が退任となり、今節からガットゥーゾ監督が指揮を執る“新生アズーリ”。試合はスコアレスで前半を折り返したものの、後半に入るとイタリア代表がゴールラッシュを披露。モイーズ・キーンの先制点を皮切りに、マテオ・レテギの2得点を含む合計5ゴールを挙げる。結局、5-0でイタリア代表がエストニア代表を下した。

 試合後のインタビューに応じたガットゥーゾ監督は、「選手たちのパフォーマンスには感謝しなければならない。前半はゴールが足りなかっただけだ」とコメント。「この数日間、選手たちは本当に素晴らしい姿勢を見せてくれたし、一生懸命取り組んでくれた。初戦は終わり、彼らは大きな称賛に値する」と述べつつ、「今は次の試合に向けて準備していかなければならない」と3日後のイスラエル代表に向けて決意を語っている。

 また、「2人のストライカーを並べてプレーした。カウンターを許す可能性があることは分かっていたが、攻撃のためにリスクを取らなければならないレベルの試合だった」と試合を回想。続けて「相手は私たちより少し力が劣るチームだったからこそ、このアプローチを取るのは当然だったと思う」と戦術面での判断内容を明かした。


 さらに、「サッカーにおいて何一つ当たり前のことはない。選手たちの姿勢は称賛に値する。我々の目標は人々を喜ばせ、イタリア人に再び情熱を与えることだ」と力強く発言。「私は常にハードに戦うチームが好きだ。ミスはあっても構わない。しかし、正しい姿勢が必要だ。これから月曜日に向けて準備していくよ」と自身が理想に掲げるチーム像を口にしている。
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