日本代表は5日、国際親善試合メキシコ代表戦に向け、会場のオークランド・コロシアムにて公式会見を実施した。

 日本代表を率いる森保一監督は「来年のFIFAワールドカップ開催国であるアメリカ、また歴史あるスタジアムで試合ができることを光栄に思っています。
来年のW杯に向けてアメリカの地で良い準備を進めること。(現地アメリカの)雰囲気を感じられる素晴らしい機会をいただいたので、しっかりとチームの積み上げをしていきたい」と意気込みを語った。

 日本は史上最速でアジア予選を突破し、来年に迫ったW杯での躍進へ向けた重要な“リスタート”の一戦となる。森保監督は「明日の試合まずはアジア予選でやってきた我々の戦い方を、メキシコとの対戦でぶつけて行く。我々は何ができて、さらに上げていかないといけないのか。何が足りなくて、改善しないといけないことがあるのか。アジア予選をベースに明日の試合に挑みたい」と明言。主にアジア最終予選で磨いてきた『3-4-2-1』布陣がベースとなりそうだ。

 9月のアメリカ遠征は、通常のインターナショナルマッチウィークとは異なる試合スケジュールとなった。通常は月曜日に始動し、木曜日や金曜日に試合を迎えるケースが多い。しかし今回は現地時間7日(土)のナイトゲームでメキシコとの一戦を迎える。5日間の準備期間で万全のメキシコ対策を進めてきた。
詳しい選手起用については語らなかったが、森保監督は「コンディションの良い選手を起用していきたい」とコメントしている。

 また海外メディアからは現メキシコ代表監督で、かつて日本代表を指揮したハビエル・アギーレ監督についての質問も飛んだ。「アギーレさんはいい監督ですし、世界的な名将だと思うのでリスペクトしています」と森保監督。「アギーレさんが残してくれたものが、今どれだけあるかは分からないですが、日本サッカー発展の歴史を紡いでくれた指導者として、短期間ではありましたけど落とし込んでくれたこと、日本代表に経験を伝えてくれたこと今の発展につながっていると思います」と続けた。

 メキシコとの一戦は、9月7日(日)日本時間11時キックオフ。NHK総合にて生中継、NHKプラスで同時・見逃し配信、U-NEXTにてリアルタイム配信(有料)・見逃し配信される。
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