バルセロナは11日、チアゴ・アルカンタラ氏がトップチームのコーチングスタッフに就任したことを発表した。

 元ブラジル代表MFマジーニョ氏を父に持つチアゴ氏は1991年4月11日生まれの現在34歳。
2004年にバルセロナのカンテラに入団すると、2009年5月にトップチームデビューを飾り、2013年夏の退団までに公式戦通算100試合出場11ゴール20アシストという成績を残した。その後はバイエルンとリヴァプールで活躍し、スペイン代表では国際Aマッチ通算46試合に出場。2023-24シーズン終了後に33歳で現役引退を決断した。

 スパイクを脱いだチアゴ氏は、バイエルン時代に指導を受けたハンジ・フリック監督からの誘いを受け、昨年夏に古巣バルセロナに帰還。コーチングスタッフとしてプレシーズンツアーにも帯同したが、昨シーズン開幕前にチームを離れていた。

 そんなチアゴ氏が再びバルセロナのコーチングスタッフに就任。クラブの発表によると、戦術面のサポートやトレーニング準備などを行うアシスタントコーチとしてフリック監督を支えることになるという。現地時間11日木曜日に行われたトレーニングからトップチームに合流しているようだ。

 フリック監督就任初年度の昨シーズンはポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ、ブラジル代表FWハフィーニャ、スペイン代表FWラミン・ヤマルから成る“トリンデンテ”が得点を量産し、圧倒的攻撃力で国内3冠を成し遂げたバルセロナ。王者として臨む今シーズンのラ・リーガではここまで3試合を消化し、2勝1分という成績を収めている。
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