ウェストハムを率いるグレアム・ポッター監督の解任が近づいているようだ。20日、イギリスメディア『BBC』が報じた。


 ウェストハムは20日に行われたプレミアリーグ第5節でクリスタル・パレスに敗れ、早くも2025-26シーズンの4敗目を喫して18位に沈んでいる。ポッター監督は1月の就任後、25試合を指揮してわずか6勝。ホーム戦では直近8試合で勝利から遠ざかっており、サポーターからもポッター監督への批判が集まっている。

 ウェストハムの上層部はクリスタル・パレス戦の前から既に監督交代を検討していた。元ノッティンガム・フォレストのヌーノ・エスピリト・サント氏、かつてウェストハムを率いたスラヴェン・ビリッチ氏の復帰、元ウルヴァーハンプトン(ウルヴス)のガリー・オニール氏が候補に挙がっている。

 取締役会のなかには開幕5試合での監督交代は時期尚早と見る考えもあり、最終的な結論には至っていない模様。ただ、早急に結果を残さなければポッター監督のクビが飛ぶのは確実だと、イギリス紙『ガーディアン』も予想している。

 一方、開幕5連敗を喫したウルヴスは、クラブ史上最悪のリーグ戦スタートにも関わらず、ヴィトール・ペレイラ監督をしばらく続投させる見込みだ。昨年12月の就任時に降格圏に沈んでいたチームを立て直したV・ペレイラ監督は、先日に新たな3年契約を結んだばかりで、プロサッカー部門ディレクターのドミニコ・テティ氏からの信頼も厚い。

 ただ、前任のオニール前監督はウルヴスと4年契約を結んだ4カ月後に解任されていた。ウルヴスは同じ轍を踏みたくないと考えているようだが、契約が必ずしもV・ペレイラ監督の立場を守るわけではないだろうと『BBC』は伝えている。


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