昨シーズンは自動昇格したリーズおよびバーンリーと勝ち点差「10」の3位でレギュラーシーズンを終えたシェフィールド・ユナイテッドだが、昇格プレーオフ決勝でサンダーランドに敗れ、1年での1部復帰を目前で逃した。クリス・ワイルダー監督とシーズン終了後に契約を解消し、スペイン人指揮官ルベン・セジェス前監督を招へいした。
しかし、25-26シーズンはリーグ戦で開幕5連敗となり、カラバオ・カップも初戦で敗退。シェフィールド・ユナイテッドにとってトップリーグ以外では、1995-96シーズン以来の最悪のスタートとなった。前節イプスウィッチ戦で0-5の大敗を喫した後、同クラブは14日にセジェス前監督を解任し、ワイルダー監督を呼び戻した。
3度目となったワイルダー体制の初陣は、ホームにチャールトンを迎えたが、90分の失点で0-1の敗戦。21世紀の2部リーグでは4例目となる開幕6連敗を喫した。
ワイルダー監督は敗戦後、『BBC』に対して次のようにコメント。結果への落胆は隠さなかったが、浮上への手応えは掴んでいるようだ。
「やるべき課題は残っている。いくつかのプレーには満足しているが、トレーニング場で確実に改善が必要な部分も多かった。今週は良い練習ができたので、今日は前向きな気持ちで臨めた。
「サポーターは素晴らしく、我々を鼓舞し前へ押し出そうと、必要なエネルギーを与えてくれた。しかし後半終盤にかけてその勢いが少し衰え、かなり混沌とした状態になった。誠実なプレーは見せたが、そのバランスを正しく保たねばならない。我々が持つクオリティを考えれば、それを全く示せなかったし、試合をコントロールすることもできなかった」
降格組に次ぐリーグトップクラスの戦力を誇りながらも、わずか1得点の攻撃、13失点の守備と課題は山積み。最低でも昇格プレーオフ圏内に食い込むため、ワイルダー監督は早急な立て直しが求められる。
【ハイライト動画】シェフィールド・ユナイテッドvsチャールトン