チェルシーを率いるエンツォ・マレスカ監督が、マンチェスター・ユナイテッド戦を振り返った。イギリスメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。


 プレミアリーグ第5節が20日に行われ、チェルシーはマンチェスター・ユナイテッドと対戦。試合開始5分でGKロベルト・サンチェスが一発退場して数的不利となると、14分と37分に失点。その後、45+5分にカゼミーロが退場して10人同士の対決になり、80分にトレヴォー・チャロバーが1点を返したが、追いつくことはできず、1-2で敗れた。

 この結果、今季プレミアリーグで初黒星を喫したチェルシーは、公式戦2連敗。なお、2013年から続いている『オールド・トラッフォード』でのマンチェスター・ユナイテッド戦未勝利も継続となった。

 試合後、マレスカ監督は「もっと良い試合の入り方があったはずだ」と悔やみつつ、「レッドカード以降、試合の流れが一変してしまった。あらゆる戦略などは、もはや存在していなかった」と振り返った。

 そして、データサイト『OPTA』によると、チェルシーの選手としてはプレミアリーグ史上最速のレッドカードとなったGKサンチェス。このプレーについて、失点を防いで10人になった方が良かったのか、それとも失点して11人のままの方が良かったと思うかと聞かれたマレスカ監督は自身の見解を次のように語った。

「まだ95分も残っていたので、(失点が)最善の解決策だったと思う。ロベルトもそのことはわかっていると思うけど、1秒か2秒で決断を下さなければならないので、難しいことだ。でも、私としては3分で1点ビハインドになる方が、3分で1人失うよりマシだ」

 また、退場と同時に2人の選手交代を行なっていた中で、21分にコール・パーマーが交代したことにもマレスカ監督は言及。
「コールは今朝、この試合に出場するためにテストを受けた。この試合に出場するために素晴らしい努力をしたけど、100%の状態ではなかった」と負傷の影響であることを明かした。


【ハイライト動画】マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシー

編集部おすすめ