エールディヴィジ第6節が21日に行われ、NECはアウェイでヘーレンフェーンと対戦した。

 NECは開幕3連勝と絶好のシーズンスタートを切ったが、その後はフォルトゥナ・シッタートとPSVに敗れ現在連敗中。
下位に低迷するヘーレンフェーンとの一戦で勢いを取り戻したい一戦となる。NECの佐野航大と塩貝健人がスターティングメンバーに名を連ね、小川航基はベンチから出番を待つことになった。

 先制点を奪ったのはヘーレンフェーン。25分に右からのクロスがもつれたところをリンゴ・メールフェルトが押し込んだ。中盤の底で起用された佐野は、相手DFのマークに苦しみながらもボールを握り、チャンスをうかがい続ける。しかし、後半に入り次のゴールを挙げたのはホームチーム。素早いカウンターを発動させ、ディラン・フェンテが冷静にネット揺らした。

 2点を追いかけるNECは、58分に4枚替えを決行。小川もそのタイミング投入され、塩貝との2トップを形成する。攻撃に出るNECだが、メールフェルトがルーレットターンで巧みにかわすと、フリーのヤコブ・トレンスコフへパス。トレンスコフはヘーレンフェーンに決定的な3点目をもたらす。

 劣勢に置かれたNECは64分、CKから小川がヘディングシュートを決め、一矢報いる。
すると83分にはサミ・ウィッサが右サイドを突破し、小川へ斜めの楔のパス。小川はダイレクトでウィッサへ落とすと、ウィッサが左足を振き、1点差に迫る。

 その後も同点を目指し攻め続けたNECだが、試合はそのまま終了。3-2でヘーレンフェーンが勝利を収めている。次戦、NECは28日にAZと対戦する。

【スコア】
ヘーレンフェーン 3-2 NEC

【得点者】
1-0 25分 リンゴ・メールフェルト(ヘーレンフェーン)
2-0 50分 ディラン・フェンテ(ヘーレンフェーン)
3-0 62分 ヤコブ・トレンスコフ(ヘーレンフェーン)
3-1 65分 小川航基(NEC)
3-2 83分 サミ・ウィッサ(NEC)
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