ラ・リーガ第5節が21日に行われ、バルセロナとヘタフェが対戦した。

 昨シーズンの王者バルセロナはここまで4試合を消化し、3勝1分とまずまずの序盤戦を過ごしている。
開幕節で日本代表FW浅野琢磨が所属するマジョルカを下すと、第2節ではレバンテとの打ち合いを制して連勝。第3節はドローに終わったが、前節はバレンシアを6-0で粉砕し、4試合で合計13得点と自慢の攻撃力は今シーズンも健在だ。今節は3勝1敗と好調のヘタフェをホームに迎える一戦。ラミン・ヤマルは負傷の影響でメンバー外となったが、ペドリやハフィーニャ、ロベルト、レヴァンドフスキら主力が順当にスタメンに名を連ねている。

 序盤から主導権を握ったバルセロナは15分に鮮やかな連携から先制点を奪う。右に開いてボールを受けたハフィーニャがボックス内へスルーパスを送ると、斜めのランニングで抜け出したダニ・オルモがヒールで斜め後方へ落とし、フェラン・トーレスが難なく流し込んだ。リードを奪った後は中盤で細かくパスを繋ぎつつ、前線の選手が積極的に相手DFラインの背中を取る動きを見せながら、追加点のチャンスをうかがう。

 34分、自陣内で相手のパスミスを拾ったアンドレアス・クリステンセンがダイレクトで前方へ蹴り込むと、オフサイドラインのギリギリで抜け出したハフィーニャがF・トーレスへラストパス。GKとの1対1を制してこの日2ゴール目を挙げた。F・トーレスは43分にも巧みなオフザボールの動きでペドリの長いスルーパスを引き出し決定機を迎えたが、強烈なシュートはクロスバーに阻まれ、惜しくもハットトリックとはならなかった。

 後半の立ち上がりは2点を追うヘタフェが圧力を強め、48分にはハビ・ムニョスが際どいシュートを放つ。それでも63分にスコアボードを動かしたのはまたしてもバルセロナだった。
マルク・カサドが敵陣右サイドの深い位置へ蹴り込むと、抜け出したマーカス・ラッシュフォードがグラウンダーのクロスを供給。最後はゴール前に走り込んだダニ・オルモが押し込み、貴重な追加点を奪った。

 余裕の展開となったバルセロナはその後もラッシュフォードやフェルミン・ロペスら途中出場の選手たちが積極的なプレーを見せ、次々とチャンスを創出する。追加点こそ奪えなかったものの、ほぼ危なげなく時計の針を進めて、3-0で試合を締め括った。次節、バルセロナは25日にアウェイでオビエドと、ヘタフェは24日にホームでアラベスと対戦する。

【スコア】
バルセロナ 3-0 ヘタフェ

【得点者】
1-0 15分 フェラン・トーレス(バルセロナ)
2-0 34分 フェラン・トーレス(バルセロナ)
3-0 63分 ダニ・オルモ(バルセロナ)


【ゴール動画】バルサが強さ際立つ3ゴール!






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